【第0話】僕うつブログ始めました。

◆まずは自己紹介

こんにちは。そしてはじめまして。

 

とある場所で保育士として勤めている三十路おじさんのこいちゃんと申します。

 

18歳の頃から13年間うつ病に苦しんでいるうつ病初心者です。

 

そんな僕がこの度、本ブログ「僕はうつでよかったんだ」を始めることになりました。

 

◆何で今さらブログなんて始めたのさ?

 ズバリ 休職 がきっかけなのです。

 

お恥ずかしながら、わたくし休職中でございまして。(でも今日、正式に復職が決まりました!やったぜ)

 

現在勤めている保育園には、今年の1月に他業種から転職してお世話になっているのですが、本当に素晴らしい園で。

 

保育士が仕事内容、待遇、人間関係等の理由でいかに劣悪な労働条件に晒されているかということは、各種メディアによって理解され始めたところだと思います。

 

だけど、うちはちょっと違いました。

 

仕事はもちろん厳しいですよ。いろいろな子ども、保護者がいますし、それなりに残業もありますしね。

 

でも、管理職の先生方は業務削減のためにICTシステムを導入する等、本気で現場の労働条件を変えようとしてくれています。

 

そして、どんな時でも僕たちの味方でいてくれる。それに、現場の先生方もクラスの垣根を越えて助けてくれる。

 

何より人間関係がいいですね。一言でいえば、尊敬と信頼に基づいた関係。

 

保育者がそういう関係で仕事ができれば、日々の保育だって暖かくて楽しいに決まってる。

 

子どもたちは、家庭的な雰囲気の中で一人の人間として受け止められ、毎日笑顔で過ごしています。(当たり前だろと思う方もいるかと思いますが、これって決して普通じゃないんだぜ・・・。まあ、僕たちも人間なので細かい部分ではいろいろありますけどね)

 

待遇に関しては、他業種と比べると全然ですが、周辺の保育園と比べるとかなりいいと思います。

 

転職してしばらくの間は、「こんないい保育園があったのか」と事あるごとに思ったものです。

 

・・・そんないい職場なのに、なんで半年程度で休職してるんだよ⁉(世間の声)

 

はい、まったくその通り。というか僕自身が一番思ってる。

 

簡単に言えば、頑張りすぎました。

 

僕は今、32歳なんですけどずっと保育士をしていたわけじゃなくて、保育の仕事には約6年ぶりに戻ってきたので、経験の浅さとブランクを埋めるために結構必死でした。

 

それに、同僚となる先生方は本当に仕事ができる尊敬すべき人たちばかりだったので、「僕もこんな先生になりたいな。この園に何とか貢献したいな」と思うあまり、ものすごく焦っていました。

 

今思えば、完全にオーバーワークでしたね。仕事のことばかりを考えて、自分自身に耳を傾けることができていなかったように思います。

 

いや、本当は気づいてた。「このままのペースだと、いつかうつ病が顔を出す」って。それでも僕は、ペースを落とすことはしませんでした。

 

それくらいこの半年間は、自分の人生で一番充実した時間だったから。

 

そんなわけで6月初旬にぶっ倒れ、まともに食事ができず2週間弱で体重が5キロ減って、不安で胸が押しつぶされそうになったり、気が狂いそうになったり、あらゆる意欲が無くなって死んだように眠ったり、死の誘惑が頭の中をよぎったり。

 

それでも薬を変えてもらったり、余計なことを考えないように散歩したりして、復職して先生方と子どもたちとの生活に戻るという最後の意志の砦だけは崩されないように気持ちを何とかつないできました。

 

そして、ようやく復職できるまでに回復したわけです。

 

今、僕が考えていること。

「今の職場で働き続けるために自分のうつ病に改めて向き合う」

「そのために自分自身の13年間を文章に残そう」

 

それが僕がブログを始めてみようと思った動機です。

 

◆僕うつブログの目的と内容

 

じゃあ、別に日記をつければいいじゃない?

 

確かに。でも僕は他者に読んでもらうことを前提にしないと、洗練された生きた言葉は出てこないと信じているし、そうした生きた言葉でない限り、この文章が自分にとっての再帰点にはならないと考えています。

 

そういうわけで本ブログは、自分自身の現在と未来のために書かれた自省録です。

 

今後の内容は、僕の13年間の闘病生活の振り返りを中心としながらも、「うつと○○」という形であるトピックについて自分の考えを述べてみたり、自分が読んで救われた本やマンガの紹介を挟みながら、ボチボチと更新していく予定です。

 

自分自身の現在と未来のためとはいえ、このブログは多くの方に公開されているわけなので、誰かしらの何かしらの役に立てればそれに勝る喜びはないですね。

 

まあ、よっぽど暇な時にでもお目通しください(笑)

 

ということでよろしくお願いします!